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FX/為替「ドル/円、急反発も上値余地は小さい 日本の国債入札に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2025年5月28日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年5月28日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼27日(火)の為替相場
(1):日銀総裁 タカ派発言
(2):財務省 国債発行について再検討
(3):欧米主要株価指数 全面高
(4):米消費者信頼感指数 前月から回復

▼27日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:円安の流れ続くか/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

27日(火)の為替相場

期間:27日(火)午前6時10分~28日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀総裁 タカ派発言

日銀の植田総裁は、日銀金融研究所主催のイベントで、「見通しが実現していくか、高い不確実性を踏まえ予断を持たずに判断」としつつ、基調物価について「見通し期間後半に2%に収束する見込み」との認識を示した。また「予想物価上昇率は2%を下回るが30年間で最も高水準」「足元の物価上昇はユーロ圏や米国よりも高くなっている」などと発言。植田総裁がインフレ目標の持続的な達成に向けて利上げを継続するとの見解を示したことで円が買われた。

(2):財務省 国債発行について再検討

一部報道で関係者の話として、「財務省が2025年度国債発行計画の年限構成を再検討」と伝わった。市場では財務省が毎年6月に開く国際特別参加者会合に向けて国債発行額の減額観測が出ていた。この報道を受けて日本の長期金利が低下し円が広範に売られた。

(3):欧米主要株価指数 全面高

3連休明けのロンドン勢が、前日の「米国の欧州連合(EU)に対する高関税賦課延期」を材料視してリスク選好の動きとなり、米ドルが全般的に買われた。その後、同じく連休明けのNY勢も同様の反応を示し、欧米の主要株価指数は全面高となった。

(4):米消費者信頼感指数 前月から回復

米5月消費者信頼感指数は98.0となり市場予想(87.1)以上に前月(85.7)から回復した。米中貿易摩擦が一時的とはいえ緩和されたことを好感し、今後6カ月の見通しを示す期待指数が大幅に上昇した。

27日(火)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:円安の流れ続くか

昨日のドル/円相場は約1.1%上昇。「財務省が国債発行計画の見直しを検討」との一部報道で長期金利が低下する中、円が売られた。また、連休明けのロンドン・NY勢が米国の欧州連合(EU)への高関税賦課延期を好感したリスク選好の動きや、米5月消費者信頼感指数の好結果を受けたドル買いもあり、一時144.46円前後まで上昇した。
本日は日本の40年債入札が予定されている。20日の20年債入札が不調に終わって以来、超長期金利の変動要因として国債入札に注目が集まっている。昨日の減額報道で40年債入札を波乱なく消化できるようなら金利低下と円安の流れが続く可能性もある。一方で、昨日のドル高は米国の関税賦課の延期を基にした一時的なものだろう。不安定な米政権の政策運営を背景にドル売り地合いは続いていると考えられる。ドル/円の上値は日足一目均衡表の基準線が位置する145.05円前後が目先の目途となりそうだ。

注目の経済指標:豪CPI

注目のイベント:日40年債入札

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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