ドル円、ここから売りか？トランプ関税“差し止め”で相場に異変！　2025/5/30（金）志摩力男 FX/為替　#外為ドキッ

動画配信期間：公開日から2週間

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

主要ポイント

トランプ関税をめぐる法的動き
- 国際貿易裁判所がトランプ政権の関税政策の一部を違法として差し止めを命令
- IEEPA（国際緊急経済権限法）部分のみが対象で、自動車・鉄鋼関税は対象外
- 連邦巡回控訴裁判所が差し止めを一時停止、トランプ関税懸念は当面解消
- 政権は他の通商法への差し替えで関税継続の可能性

円高進行とマーケット状況
- ショートカバーが激しい1週間
- 円高が進み過ぎている感があり、リバウンドを待って売りたい状況
- テーマが今後アメリカ経済指標に移行予想

結論

市場見通し
- アメリカ経済指標の弱化可能性
- 利下げ時期の前倒し可能性
- 減税法案による財政赤字拡大でスタグフレーション懸念
- ドルに売り圧力がかかりやすい環境
- 戻り局面では再びドル売りマーケットになる予想

総括：
トランプ関税の法的問題は一時的に解決したものの、アメリカの財政悪化と経済減速懸念により、今後はドル売り基調が続く可能性が高い。

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志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006－2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。

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