来週のドル円関連重要イベント
6月9日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
6/9(月):
【日本】1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
【日本】4月国際収支・貿易収支
6/11(水):
【アメリカ】5月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】5月月次財政収支
6/12(木):
【アメリカ】5月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
6/13(金):
【アメリカ】6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは9日(月)の日本の1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)、11日(水)の米5月消費者物価指数(CPI)です。
9日(月)には日本の1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)が発表されます。GDPはその国の経済活動の規模を示す重要指標です。9日に発表されるのは改定値であり、速報値に比べると注目度は下がりますが、速報値と大きく異なる結果となった場合は相場変動につながる可能性もあり注意が必要です。
11日(水)には米5月消費者物価指数(CPI)が発表されます。CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。インフレの実態を見極めるのに利用され、季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に注目されます。
今週、ドル円は米指標やトランプ政権の関税政策に関する動きに振らされて上下し、方向感を掴みにくい動きとなりました。米中首脳の電話会談での合意を受けて両国の対立緩和への期待からドルが買われる場面もあったものの、アメリカの景気減速や関税政策をめぐる不確実性への懸念は続いており、ドルの上値を抑えることが予想されます。こうした状況の中で来週の米指標が弱い結果となれば米景気減速への懸念から再びドル安が加速する可能性があり、結果に注目が集まります。
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