
今晩は緊迫度が高まる中東情勢が引き続き警戒されるほか、年内の利下げ見通しを巡り、取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点となりそうだ。今会合では政策金利の据え置きが確実視されているが、年内の利下げ見通しを巡り、公表されるメンバーのFF金利見通し(ドットプロット)や会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が注目される。CMEのフェドウォッチ・ツールでは63%の確率で年内2回(0.50%)の利下げが予想されており、FOMCの結果が利下げに積極的なハト派的な内容となれば相場の支援となることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長記者会見のほか、5月住宅着工件数、5月建設許可件数、新規失業保険申請件数など。主要な企業の決算発表はなし。翌19日はジューンティーンスの祝日でNY株式市場は休場となる。(執筆:6月18日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ